20160608

 

前々からずっと読みたいと思っていた「吾輩ハ猫ニナル」。

 

吾輩ハ猫ニナル

吾輩ハ猫ニナル

 

 

というのも、こちら、日本語を学ぶ中国人を読者に想定した小説ということで、

カタカナがまったく使われていない!しかも随所に中国語が混ざっている!

 

そのような小説は今まで読んだことがなかったので、わくわくしておりました。

 

 

話はずれるけど、「これ」って紹介するよりも「こちら」って紹介する方が、何だかショッピング番組感ありますね。

上での文も完全に某日本ネットの体で脳内再生されましたもん。

 

 

 

単行本って、文庫本よりも字が大きいので読み進めやすい気がしています。

なんというか、目にあった文字の大きさというか。昔から読んでて慣れている大きさに近いから、とかなのでしょうか。

 

 

さて、内容ですが、ついつい引き込まれてしまいました。

 とても読みやすい。

時々出てくる、主人公の頭の中に浮かんだのであろう言葉が素敵です。主人公の思考がぷかぷか空に浮かんでいるような、そんなイメージ。

 

ラストは怒濤の展開で、主人公も読者も、一体何が起こったのか、と「!?」状態になるような。

 

その後が見たいな、と思わせられるような、そんな作品でした。

空気感が好き。風景の色合いともいえるのだろうか。

 

 

 

烏滸がましくも書評みたくなってしまった…申し訳なさを感じています。

 

書評にならない読書回ってどうすればいいのだろう!