20171002

 

今日はチョコレートケーキの概念が変わった日でした。

 

チョコレートケーキはチョコレートケーキでも、カライブというのでしょうか。

カから始まるのは確かなのだけど、何故だかルルイエと一緒になってしまって、頭の中を探ってもカカイエと出てくる。

カライブなのかしら。表面はぴかぴか光沢があって、中がムースになっていて、というもの。それです。あと丸かった。

 

これを初めて口にした瞬間、それはチョコレートケーキに対する見識が上書きされた瞬間でした。物の見事にひっくり返った。「美味しい」しか言えなくなったし、事実10回以上「美味しい」と言ってしまった。

表面は非常に滑らかなチョコレートで、尚且つ中のムースが心地良い。

表面の抑えた甘さとムースの確かな甘みとが絶妙な甘美のハーモニーを繰り広げるその様は、弁が立つ身でなくともこう、語らずにはいられない。

普段、食べる時にハーモニーなんて言葉は使いませんし。ハーモニーだなんて、テレビの向こうでやってる食レポの話だと思ってた。でも違う、ハーモニーはあったんです。そうカライブに。

 

 

良いものを知った。辛いことは数あれど、これだからまだ、人生はやめられない。