20160717

 

年々、流行のスパンが短くなっている気がする。

 

気のせいでしょうか。

 

 

爆発的に一気に大勢が食いつけば食いつくほど、長続きしないような。

何もそのもの自体が面白くないから、とかすぐ飽きそうなものだから、とかではないと思うのですが。

 

何でしょう。人々が飽きっぽくなったとか?

 

 

 

今ピンときたのは「情報過多」。

新たなものによって即座に面白さの替えが利いてしまうから、という仮定。

 

取って代われるものに溢れている。

それ故に、現代で連続する唯一性を保ち続けるのはなかなかに難しいのでは。

 

 

 

 

 

その昔、幼い頃に「もっと早い時代に生まれていたら、先人の数が少なかったら、きっと新たなものを思いついたし特許だって取れたのに!」と思った傲慢な心は正しかったのでしょうか。

 

 

いや、自分でもそれは間違っていると思っています。

 

積み重なった時代の上に立っているからこそ思いつくのであって、積み重なった時代がなければ思いつかないような頭しか持っていないだろう、と。

 

 

そう考えると、

原始時代、相互に通じる言語を生み出した人類はすごいと思うし、文字を生み出した人類なんてとんでもないとしか思えなくなるのです。

 

 

 

わたしがその頃の人類の一人だったなら、どんな顔をして言葉に触れたのだろう。

 

きっと第一人者ではなく、惚けた顔をして第一人者を馬鹿にしていた一人であったかもしれないね。