20161009
ヨニモキミョーナの何が怖いって、人間そのものの怖さを描くところですよね。
あり得そうであり得ない、その絶妙さで以て描かれるものだから、非常に怖い。しかし時に戒めにもなったりします。
今回のヨニモキミョーナは4本立て。1本ずつ感想を残したくなってしまったので一つずつちょっぴり言及してみます。
そんな大層なものではありませんが。
○「シンクロニシティ」
すわ伏線回収か、と思いきやまさかのそっちか!と予想外の展開。伏線は無事回収されましたとさ。
シンクロニシティ、というかシンクロニシティ的なアナグラムにはわたしも覚えがあります。誕生日と学籍番号とか、誕生日と住所とか。
これについて人に話したくなることがあるのですが、身バレが怖いのでいんたーねっとの海では話せない。
○「貼られる!」
「貼られる!」めっちゃ怖い いい話では終わらせない、それがヨニモキミョーナ。
— 優游 (@yuuyuubuji) 2016年10月9日
この話のように目には見えなくとも、レッテルや人の目を気にし始めると主人公のようになってしまうこともあるだろうなぁ。それを見ているのが辛かった。
救われたように見せて、一抹の不安を覗かせるのがヨニモキミョーナ。
○「捨て魔の女」
「捨て魔の女」、わたしならがめつさ故に捨てて何か得た後また捨てた物拾いそう
— 優游 (@yuuyuubuji) 2016年10月9日
一気に物を捨てるのではなく、例えば本も一冊ずつとかで捨てていたらどうなったんだろう。
がらんどうの部屋でどうやって生活してたんだろう。
といつもながら失礼な想像が膨らんでしまった。
まずは欲を捨てよう。
○「車中の出来事」
ここまで割とマイナスなラストが続いたので、これがラストで良かった。後味的に。
冒頭の、ドアの窓にタイトルの文字が書かれている演出が素敵でした。
誰を信じればいいのかわからない疑心暗鬼感からのラストで思わず声を上げてしまいました。すごい楽しい。
いやぁ、こうしてみてもヨニモキミョーナはやっぱり好きです。怖さが堪らない。
我が身を振り返ったり今後に活かしたりするのにも良いと思うので、何なら教育課程で見せればいいのに、と思ったりします。
ヨニモキミョーナは色々なことを教えてくれる。これまでも、これからも。
また次回が楽しみです。