20160616

 

昨日は久しぶりに「壬生義士伝」の上巻を読んでいました。

 

壬生義士伝」はもう本当に、大好きな小説でして。

好きな本を聞かれたら、いの一番に答えるくらい。

 

 

初めて読んだ時は、電車に乗ってて終点に着いたのが分からなかったくらいに没頭しましたし、下巻でどうにも涙が堪えきれず、車内でグスグスしていたことを覚えています。

 

 

 

この小説を原作とした映像化作品として、渡辺謙さん主演のドラマと中井貴一さん主演の映画とがありますが、

その二つも互いに良かったです。

 

初めて読んだ時には、主人公のイメージには中井貴一さんが近いなぁ、と個人的に思っていましたが、

そこは渡辺謙さんも中井貴一さんも、二人とも日本を代表する名俳優さんです、お二方の思い描いた吉村貫一郎がそこにいました。

 

 

抱くイメージは千差万別ですが、それら各人の持つイメージをなるだけ壊さぬように作り上げる、って大変なんだろうなぁ。

 

原作がある故の大変さ。

つくづく凄さを思い知らされます。

 

 

 

 

 

美談は、それが現実だろうと虚構だろうと、グッとくる話はグッとくるものです。

 

不器用な人の愚直さだとか美談に弱いので、「雨あがる」や「壬生義士伝」は本当、大好きな作品ですね。

 

見る度に我が身を振り返り、そしてまた奮い立たされます。わたしもそんな風に生きたいな、と。

 

 

 

語っていたらまた見たくなってきてしまった。ドラマ版はなかなか手に入りにくいのが悔しいところ。

一先ずは下巻を読むことにします。